YOKOHAMA RePLASTIC“プラスチック対策の取り組み”

YOKOHAMA FOOD LOVE“食品ロス削減の取り組み”

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プラスチック対策の取り組みをお寄せください

Hamee株式会社

更新日:2025.06.02

「プラスチックをもう捨てない」を理念に掲げた
Parallel Plastics

Hamee株式会社

Parallel Plastics は「プラスチックをもう捨てない」を理念に掲げ、倉庫に眠る型落ち商品や製造端材などを新たなプロダクトに生まれ変わらせるリサイクルサービスを提供しています。このサービスは、主に「素材をつくる」「物語をつくる」「製品をつくる」の3段階から成り立っており、不要となったプラスチックを再生して価値ある素材に変えるだけでなく、プロダクトデザインや製造まで総合的にサポートしています。また、提供された3Dデータを基に、リサイクルプラスチック特有の成形方法で製品を製作することも可能です。

最大の特徴は、【バージンプラスチックを一切使用しない「パーフェクトリサイクル」】の実現にあります。従来のリサイクルプロセスで行われる分別や洗浄、ペレット化を省略し、環境負荷を極限まで抑えた新しいリサイクル手法です。また、異なる種類のプラスチックを混ぜ合わせる技術で天然石のような独特の質感を持つ素材を創出するなど、独自の価値を提案しています。「再生プラスチック取引所」の開設を通じて取引を活性化させると同時に、家具やアクセサリーなど独自製品の開発にも積極的に取り組んでいます。

Hamee株式会社

現代社会ではプラスチックが不可欠である一方、その大量廃棄が深刻な環境問題を招いています。従来のリサイクル方法では分別やバージン材の添加が不可欠で、必ずしも持続可能とは言えません。Hameeは、この背景に危機感を抱き、「プラスチックをもう捨てない」というアイデアのもと、100%リサイクル素材の活用を軸にしたプラットフォームを構築するというビジョンでParallel Plastics を開始しました。

特に資源価値を残したまま倉庫で眠る型落ち商品や製造端材に着目し、それらを復活させることで資源を最大限活かしたいと考えました。さらに、分別や洗浄、ペレット化といった従来の中間工程を省略することでコストを削減し、多くの人が気軽にリサイクルへ参加できる仕組みづくりを目指しています。Hameeの目標は、価値を失ったプラスチックが魅力的な製品として生まれ変わることで、リサイクル意識を普及させ、循環型社会の実現に寄与することです。

担当者は、『Parallel Plastics の取組で何よりも喜ばしいのは、不要なプラスチックに新たな価値を与える理念が社会から大きな支持を得ていると実感できたことです。本来廃棄される予定だったプラスチックを素材や製品に変えるプロセスは、喜びや達成感を与えるだけでなく、事業の推進力ともなっています。また、私たちの「パーフェクトリサイクル」というバージン材を使わない独自技術が支持され、多くのビジネスパートナーや消費者から共感を得られたことも大きな成果です。特に複数の材料を組み合わせることで生まれる独特の素材は、環境意識の高い顧客から高い評価を受けています。』と話します。

Hamee株式会社

担当者はさらに、『「再生プラスチック取引所」を開設したことで新しい市場を広げ、売り手と買い手が直接つながる場を提供し、事業者間の連携と効率的な資源循環に寄与できたことも成果の一つです。企業とのコラボレーションを通じて取り組みを強化し、リサイクル製品の拡大と新たな価値創造に成功していることにも大きな意義を感じています。』と話します。

担当者は、『今後、Parallel Plastics では再資源化技術のさらなる進化に取り組み、現行のリサイクル技術では難しいプラスチックを効果的に活用する方法を模索したいと考えています。これによって、より多くの廃棄プラスチックを資源として再利用する可能性を広げることが目標です。
また、自社のプロダクトラインを拡大し、家具やアクセサリーだけでなく、生活に密着したアイテムを開発することで、リサイクル素材が実用性とデザイン性を兼ね備えた魅力的な選択肢であることを広めていきたいと考えています。』と話します。

担当者は最後に、『地方自治体や企業との連携を強化し、プラスチック循環の仕組みを大規模なスケールで構築することも目指しています。このため、戦略的なパートナーシップを進めるほか、地域や産業全体でのリサイクル率向上を支援していきます。最終的には廃プラスチックゼロを達成し、完全な循環型経済を実現することを目標としています。このため、技術開発や製品効率の向上に積極的に投資し、世界的なリサイクル課題に先進的な解決策を提供していきます。』と締めくくりました。

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