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ひよこ薬局(弘明寺かんのん通り商店街)

更新日:2025.06.02

地域の方と関わるきっかけになった
「おくすりシートリサイクルプログラム」

ひよこ薬局(弘明寺かんのん通り商店街)

「おくすりシートリサイクルプログラム」は、使用済みのおくすりシートを回収し、リサイクル資源として再利用する日本で初めての取り組みです。2022年10月より横浜市で実施されており、回収されたおくすりシートは適切にリサイクル処理され、新たな製品へと生まれ変わります。

ひよこ薬局は、横浜市内でも古い歴史を持つ弘明寺の商店街の中にあります。この商店街では、近年20〜30代の若い世代が中心となり、月に1度のマルシェを開催するなど、地域に新たな活気をもたらす取り組みが始まっています。
ひよこ薬局も、地域の健康福祉イベントに出展したり、健康に関するミニ講座を開催したりと、地域とのつながりを大切にした活動を行ってきました。そのなかで、「もっと継続的に地域の方と関わることができる取り組みができないか」と考えていたところ、この「おくすりシートリサイクルプログラム」に出会いました。

ひよこ薬局(弘明寺かんのん通り商店街)

この取り組みを始めてから、地域にお住まいの方が「買い物のついでに」「噂を聞いて」など、さまざまなきっかけで薬局に立ち寄るようになりました。中には、自宅でのお茶会の際にシートを集めて、娘さんがまとめて持参してくださる方もいます。また、この活動を通じて、医薬品の包装だけでなく、他のリサイクルやSDGsへの関心が高まるきっかけにもなっているようです。
薬局の管理薬剤師の鳩山さんは、『意外だったのは、「今まで捨てるだけだったおくすりシートが、リサイクルされて誰かの役に立つなら嬉しい」「リサイクルBOXに入れたいから、お薬をきちんと飲もうと思うようになった」といった、思いがけない前向きなお声をいただいたことです。』と語ります。

鳩山さんは最後に、『医薬品の包装には、おくすりシート以外にも、軟膏チューブや漢方薬の袋など、廃棄されているものが多くあります。将来的には、そうした資材のリサイクル可能になってくれればと期待しています。また、弘明寺商店街は人通りが多く、個性豊かなお店が立ち並んでいます。この立地を活かし、近隣店舗とも連携しながら、商店街全体を盛り上げていくような、薬局ならではの取り組みも今後考えていきたいと思っております。』と締めくくりました。

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