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プラスチック対策の取り組みをお寄せください

東洋英和女学院大学 SDGs研究会 Comradery

更新日:2023.11.24

みどりプラスチックチャレンジ

東洋英和女学院大学 SDGs研究会 Comradery

SDGs研究会Comradery(以下、「研究会」)は東洋英和女学院大学国際社会学部の河野毅教授を顧問に活動する大学非公認サークルです。活動内容のメインは週に一度、部員の一人がチューターとなり行う勉強会で、部員自身が学ぶこととSDGsを関連付けた勉強会を通して話し合いを行ったり、知見を深めたりしています。これまで「海洋プラスチック×国際法」「平和と防衛をどのように両立させるか?」「サステナブルツーリズムとは?」などをテーマに勉強会を開催してきました。一部の勉強会内容はInstagramにも掲載されています。

研究会は、ここでインプットした知識をアウトプットする機会も大切だと考えており、これまでも「みどりサンタプロジェクト」「mini mini midori」などに参加してきました。
今回のみどりプラスチックチャレンジもインプットとアウトプット両輪を兼ねた活動です。この活動ではまず、緑区役所の職員や研究会の部員が1日で使用したプラスチック製品の数を調べます。そこで得た気づきや発見から、企業のプラスチック削減の取り組みとして生み出された商品を実際に購入して使ったり、プラスチック製品のリサイクルに協力する活動に参加してきました。

「みどりプラスチックチャレンジ」を始めたきっかけは、2023年1月に発行された米紙ニューヨークタイムズの記事でした。紙面には、プラスチックに触れない生活に挑戦した記者の体験談が掲載されていました。スマホに触れず、ドアノブに触れられず、色々と苦労して1日を過ごす様子が綴られています。河野教授がこの記事を研究会に紹介し、これを学生でも取り組んだら面白い発見があるのではないか、という流れで3月頃から始まりました。企画の実現に当たっては緑区役所の協力を得ることができました。

東洋英和女学院大学 SDGs研究会 Comradery

企画の実施に当たっては、プラスチックの利便性を正しく理解し、常に「代わりのものはないか?」と一度立ち止まって考える重要性を認識しました。プラスチックは絶縁性があり、軽く、相対的に安価である等の良い特徴が沢山あります。一方で化学的変化を起こしにくい為、マイクロプラスチックなどの海洋プラスチック問題が懸念されています。
プラスチック製品を手に取る際、「いつもより重くてもプラスチックではなくマイボトルにしよう」「ちょっと高いけどプラスチックの代わりに竹製の歯ブラシを使ってみよう」と消費者が地球環境に貢献する選択をすることが、持続可能な社会の実現に繋がると感じています。

現在、研究会は無印良品の給水器設置に向けて大学側と連携を取っており、それを実現させたいと考えています。早ければ今年度の2月に設置に向けた工事が着工する予定で、給水器設置に当たり大学の職員の方々やOGの方に沢山の力添えがあったそうです。研究会が給水器を設置しようと思い立ったのも、みどりプラスチックチャレンジでの気づきがあったからです、と研究会メンバーは語ります。
プラスチックカウントの回答があった25名のうち半数以上の14名の方、割合にして56%の人がマイボトルではなくペットボトルを使用していることが分かりました。そこで、せめて大学生全員がペットボトルではなくマイボトルにしやすい環境を作れば、プラスチック製品の使用量は少しでも減るのではと考え、設置に向けて活動することになったそうです。
今後もこのようにプラスチック問題を自分事として捉え、主体的に活動していきたいです、と最後に研究会メンバーは締めくくりました。

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